一種の哲学書でもある
作者が好きなこと、爬虫類が比較的好きなこと、そして何より表紙が素敵だったので購入したが、ここまで考えさせられる作品だとは思わなかった。そのときの気持ちの持ちようで自分自身の感想も変わってきて、そのあたりの面白さに、つい何度も何度もページをめくってしまう。きっと年を重ねても、また感想は違ってくるのだろう。今から楽しみだ。
レビューの中に、中学生ですというのがあって、とても羨ましい。もうあのころの感性では読めないから。
うちに来るたびに、この本を見ていく小学生の子どもがいる。単に絵がすきなのか、内容を読んでいるのか、わからないが、(内容だったらちょっと怖い)あえて感想は尋ねない。彼女も、そっと本棚に戻して帰っていく。決して子ども用ではないが、子どもを惹きつける魅力も持っているようだ。
読み方は千差万別、読み手の数だけ解釈があっていい作品だと思う。
動物たちの虚ろな視線が印象的
ボクの好きな出久根さんの絵をみて手に取った作品ですが、 タイトルからも想像できるように、読んだ後でいろいろと考え込み、 解釈することを要求されるタイプの絵本でした。大自然という弱肉強食の世界は、自らが生きるために他者を 殺すことが了解される世界。もし自分がその中の1匹だとしたら… 捕食側の場合、誰を食べていいのか、誰を食べちゃいけないのか という根本的な問題に直面することになります。どこまでが仲間か? 血のつながってる者までか? 同種までか? 同類までか? 自分以外は例え弟妹であっても食べてよい、それが他者を平等に 扱うということだ。というのがワニの解釈。んー深いですねぇ。 人間社会も、仲間か仲間でないかという線引きをどこにするかで、 全く変わってしまうところがあります。しかも線の位置が国家や宗教、 最近では個人レベルで違っているから、なんとも複雑です。 無関心という家に閉じこもり、逆らえない運命が通り過ぎるのを、 憂鬱という窓から覗きながら待つのも一つの智恵なんでしょうね。 この作品に出てくるほとんどの動物みたいに。 『我々は生きているのではなく、殺されないだけ』$N$そう考えた瞬間、自分の住む街がピクッと緊張するのを感じました。
何回も読んだ絵本
僕は今まで何回も同じ本を読むということをしませんでした しかし、この本は内容、絵、共に素晴らしいです どちらかというと絵が素晴らしいです お勧めの一冊です
一番お勧めの絵本
僕が今まで読んだ絵本の中で一番よいものです 内容はもちろん良いですが 絵がすばらしいと思います 表紙を見て、何かひらめきがあってこれを読みました また僕は中学生ですが 同じ絵本を何回も読み返すという経験を初めてしました お勧めの一冊です
大きくなった子どもと読んでみたい本
背景のジャングルの木や花や動物たちとワニの目の表情が最高です。 この本を読んだとき、いろんな思いがいっぺんにどかんと落ちてきたようで混乱し考え込んでしまいました。 でも、この状況は、なんだか世界情勢ににています。たとえば、ワニを日本にライオンをアメリカにカメレオンをアジア諸国に置き換えてみればよく理解できるのではないでしょうか。 梨木香歩さんの作品は、ある部分とてもシビアに現代社会を反映していると思うのです。 「この本、どう思う?」と、思春期の子どもにきいてみました。この絵本を読んで『絵本』に対する認識を新たにしたようです。
理論社
蟹塚縁起 ペンキや マジョモリ 沼地のある森を抜けて 丹生都比売
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